<北海道ぼっち紀行(5)> 函館編:いかめしロスとラッキーピエロ

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旭川で旭山動物園を堪能した次の日は、函館へと向かいます。

函館といえばやはり海の幸ということで、新鮮な魚介類を食べまくってやろうという魂胆であります。

10:22札幌発スーパー北斗8号に乗車。列車は苫小牧、室蘭、長万部を経由して渡島半島へと渡る。札幌から函館までの所要時間、特急で3時間30分。

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このままスーパー北斗に乗ってまっすぐ函館へ向かえば、14時前には函館に着くことができる。
しかし、ワタシにはある1つの企みを持っていた。

『いかめし』

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函館へと向かう途中にある森という駅に、名物駅弁のいかめしが売られている。

いかめしのそもそもの由来は、森駅のすぐ近くにある阿部商店という店で造られたものが元祖だという。
北海道の物産展などではよく森駅のいかめしが売られて大人気を博しているものの、そういった物産展を除いては森駅でしかこの元祖いかめしは販売されていない。

つまり食べるには実際に森駅に行くしかないのだ。

函館へ行く途中で森駅を通るのならば、元祖いかめし、ぜひ食べてみたい。

そこで昼食はいかめしと決めて、森駅でいったん特急を降りて駅の売店でいかめしを購入し、その後は森駅からの各駅停車のローカル線でいかめしを食べつつ、函館へのんびり向かおうという優雅なプランを立てた。

13:14分、スーパー北斗8号は予定通りに森駅に到着。次の函館行きのローカル線が発車するのは13:30。
いかめし購入に許された時間は15分。
青い海が広がる森駅の風景を横目に見つつ、急ぎ足で駅のキオスクに向かう。

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しかしキオスクにたどり着くと、そこには「いかめし売り切れです」という非情な張り紙が!

あわてて売店のおばちゃんに「いかめし、ありませんか」と聞いてみるが、「今日の分はもうないですねえー」とつれない返事。
駅を出てすぐ近くにある阿部商店なら、まだいかめしが売られてるかも?と思ったが、見ると阿部商店もすでに閉店している模様。

いかめし、手に入らず!

身もココロもいかめし受け入れ体勢万全だっただけに、このときの落胆は言葉で言い尽くせない。

泣く泣くいかめしをあきらめ、空きっ腹を抱えたミジメな気分で、13:30発函館行きのローカル線に乗りこむ。
これがまた年季の入ったワンマン列車。

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「こんなトコに誰が降りるんだ。誰が乗ってくるんだ」と言いたくなるような無人駅に止まりつつ、山と海ののどかな光景をワンマン列車はのんびりと走っていく。

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14:44分、函館駅に到着。

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函館市内は市電が走っており、この市電で主な観光地をひととおり回ることができる。
運賃は最大でも250円と安い。夜も22時まで運行してるのでとても便利。

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市電の車内で萌えを発見。

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とにもかくにも、まずはメシだ。
そんなわけで市電に乗って向かったのは、末広町駅から徒歩3分にある「ラッキーピエロ ベイエリア店」。

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道南を中心に出店しているご当地ハンバーガーの店で、チャイニーズチキンバーガーが名物らしい。
メニューはハンバーガーの他に、ポテト、カレーライス、ソフトクリームなどもある。
すでに夕方近いのに、店の前にはズラリと行列が並ぶ。持ち帰りはもちろん、店内でも食事することができる。

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20分ほど並んで、ようやくチャイニーズチキンバーガー竹(390円)と、ラッキーガラナ(120円)をゲット。

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近くの広場のベンチに座り、海を見ながらチキンバーガーを食べる。

チキンバーガーは、中華風の甘酢あんに漬けた大きな鶏のから揚げを、レタスとマヨネーズと一緒にパンで挟んだもの。
てりやきバーガーの味に近く、甘みが強い。鶏肉は柔らかく、食べごたえは十分。

ガラナは昔飲んだことがあったので、なんとも懐かしい味。
コーラよりもちょっと薬っぽくて、口内がベタッとするような甘さ。ドクターペッパーを飲みやすくしたような味かもしれない。

海でジェットスキーを楽しむ人達を眺めつつ、甘いチキンバーガーとガラナをのんびり食べる。

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チャイニーズチキンバーガーで空腹は満たせたものの、心の中では未だにいかめしを食べ損ねた悔しさが尾を引いていた。

いかめしロス状態である。

なぜそこまでいかめしにこだわるのか、自分でもよくわからないまま、とりあえず函館観光でもして気を紛らわそうと思った。
さて、どこへ行こうか。

(続く)




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イカめしは本当に残念でした。会いたい人がいるからお店に行ったら、お休み、みたいなものですね。大変共感できます。

Re: タイトルなし 

> グンタイさん

ありがとうございます。
いかめしロスも、グンタイさんが言うと色っぽい雰囲気になるのがさすがです(笑)
イカめしについては後日談があるので、そのうち書きますね。


最果ての現金輸送列車 

こんばんはウツロメさん、NHRです。
今回はいつもとは趣向を変えて鉄道話をしたいと思います。
昔、全国で現金を届けるための列車があり、そこで使われた車両にマニ30型という車両がありました。
この車両は日本銀行所有で全国で走っていました、現金輸送をするときは急行列車に連結することが多かったそうです、また北海道(特に道東)ではけっこう重宝されたようです、どうも昔の北海道の冬場は路面が凍結することが多く雪も降ることがあったため、トラックの車両性能が低かったのと、スパイクタイヤをはいても危険なところがあったので、道路に比べて安定している鉄道で現金を運べるというのはありがたがられていたようです。
そのマニ30型は初代と2代目があり初代はマニ34と呼ばれ最初の頃は鉄道雑誌でも紹介されていたのですが、いつからかマニ30に変わり表に出てこなくなりました、その後初代が老朽化したので2代目を製造しました、この2代目は結構興味をひかれる車両でなんと当時の荷物車としては珍しい冷房装備でしかも窓は防弾ガラス、内部はリクライニングシートと広い寝台(ベッド)が装備されています、おそらく後ろ2つの装備は警備員に勤務中でもしっかり休みはとってもらって、現金の出し入れの時はしっかりと仕事をしてもらうためだと思われます。(ちなみに当時の国鉄の荷物車の車掌室は非冷房で座席は普通列車のような座席、当然ベッドはありません。)
これは余談ですが、ある鉄道ライターがこの車両に近づくと現金を入れていたところで出入り口を黒い幕で囲っていました、さらに近づくと警棒を持った警備員がやってきて「お前ら、今すぐここから去れ。」と怒鳴られ追い返されたようです。
どうも、先ほどの形式番号の件や表に出なくなったことや鉄道ライターの話からこの車両を使った列車はかなりの秘密とされていたようですし、防弾ガラス装備ということも含めてみると犯罪者に襲撃されることもかなり考えていたようです。
しかし、次第にトラックの性能が上がり、スタッドレスタイヤの性能も上がってきたので、北海道でもトラックで現金輸送できるようになり、この車両の需要は次第に減っていきました、晩年は連結相手の急行列車がなくなり高速貨物列車に連結されていたそうです、そして2003年に運用が終了しました。
現在は小樽市総合博物館で1両が展示されています。
この車両こそ、日本の経済、特に北海道の経済を陰で支えた縁の下の力持ちといえるでしょう。
駄文、長文失礼します。

Re: 最果ての現金輸送列車 

> NHRさん

コメントありがとうございます!

現金を輸送するための列車があったなんて、知りませんでした。
Wikiによると、結構最近(1970年代後半)までマニ30型の存在が隠されてたようで、ビックリです。
実際、マニ30型が襲撃されたという話もないようですし、かなりの重要機密&防衛事項だったことがうかがえます。
今も存在が秘密にされてる乗り物とかきっとあるんでしょうねー。主に軍事用とか。
現在はネットが普及してるので、なかなか隠蔽も難しいかもしれませんが・・・。

小樽には日程が合わず、結局行けずじまいでした。
北海道にはいつかまた行きたいと思ってるので、そのときは小樽に言ってマニ30型を見に行こうと思います( ^ω^)


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