【面白記事】 やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです

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やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです
(「それにつけても金のほしさよ」様より)

※AA(アスキーアート)がメインの記事のため、PCでの閲覧がオススメ。スマホだとAAが崩れて見れなくなっちゃうかも・・・





2ちゃんねるの記事の中で人気のある「やる夫と学ぶシリーズ」というものがあって、「やる夫」と「やらない夫」という2ちゃん発のキャラが、世の雑学を豊富なAA(アスキーア-ト)でわかりやすく説明するという趣向のもの。色んな作者がそれぞれの得意分野について書いているので、なかなか読み応えがあるものが多い。

その中で最近とくにワタシが面白いと思ったのが、この「やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです」というシリーズ。仏教を創始したブッダの生涯を描いたこの作品、作者が現役のお坊さんだけあって仏教の教えの解説に説得力があるし、古代インドの勉強にもなるし、何よりストーリーの展開が秀逸。全8話だけど、忙しい人はとりあえず第5話「苦行」あたりから読んでもいいし、さらに手っ取り早くブッダの考えたことを知りてんだよおおお!という人は第7話「正覚」から読んでもOK。

宗教や信仰心を捨て、科学を選んだおかげでこれまで数多くの利益を受けることができたけど、その代償として一体何が幸せなのか、何を信じて生きていけばいいのか僕たちはわからなくなり、絶えず心の不安を抱えるようになってしまった。本当は今みたいな時代だからこそ宗教が必要なのかもしれないのに、もう僕たちは純粋無垢にカミサマを信じることはできないし、いまや宗教そのものが迷える人々の救済よりも金もうけを優先させてる一面があって、すっかり宗教ってうさんくさいイメージが染み付いてしまった。

けれどブッダが語る初期仏教は「苦しみ無く生きるにはどう生活し、どう考えればよいか」という日々の生活に直結した、今で言うライフハックの思想にも通じるシンプルなもので、何かを拝んだりする必要もないし(仏教は神様という概念がない)、抽象的で小難しい理屈も皆無。こうしたどこまでも実践的なブッダの初期仏教のほうが、かえって今のボク達には受け入れやすいように思う。

もっとも、物事への執着を捨て、精神をバランス良く保ち、日々規則正しく生活するというブッダの教えに「それができれば苦労しないよ!」と思っちゃうのも事実なわけだけど、別に僕ら修行僧じゃないんだし教えを守って悟りを開きたいわけでもないんだから、とりあえず自分の生活の中でこれならできそうかなと思うこと、心をフッと軽くできそうなヒントを見つけられたら十分なんじゃないかな。

ワタシはこの記事がきっかけで初期仏教がもう少し知りたくなり、仏教研究の権威:中村元 氏の「原始仏教」(NHKブックス)と「ブッダのことば」(岩波文庫)を買っちゃった。「原始仏教」の方は文章も易しくとてもわかりやすいし、「ブッダのことば」は順番テキトーでパラパラ読んでるだけでも含蓄深い言葉に出会えたりして、どちらも良い本なのでこちらもオススメ。



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