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男は今夜も、ポトフを煮る

2011-12-10 01



血気盛んな20代の頃は、食うものといえば味は濃く、脂ガッツリなモノを求めてやまないお年頃。そんな若き日のワタシにとって、ポトフのようなメシのおかずとしてはパンチの弱い食べ物はまさに邪道であり、敵であり、夕飯にポトフなんぞ出された日にやもう、「こんなモノでオレの腹が満足するかぁっ!あるじを呼べい!」と雄山チックにちゃぶ台ごとひっくり返しそうな勢いであった。





ところが30代に入ると案の定、こってりよりあっさり、肉より魚、ていうか野菜食べたいっスといった感じで食いものがの嗜好が変わっていき、かつてあれだけ忌み嫌っていたポトフのうまさにも気づいてからは、冬になると月に2度はポトフを作ってハフハフと食べるのがいまや無常の喜びとなってしまったのだった。人って、変わるのね・・・。

玉ネギ2個にニンジン1本、ジャガイモ2個を用意。ニンジンとジャガイモの皮むきはやり始めるまでが億劫でならないのだが、いざ覚悟を決めてピーラーで革を剥きはじめるとだんだん楽しくなってくるのは何故なんだろう。次にニンジンとジャガイモとタマネギをザクザクと二分の一から四分の一サイズに大きめに切り、深鍋に並べ、野菜がヒタヒタにつかるまで水を入れる。固形コンソメを1個ほうりこむ。

2013-01-20 02



あとはフタをして強火で沸騰するまで煮る。沸騰したら極弱火で15分トロトロと煮る。15分経ったら、ニンジンとジャガイモの固さを確認し、あとはお好みの固さになるまで5分おきにチェックしながら煮続ける。煮過ぎるとジャガイモが崩れて溶けてしまうので注意。

野菜がOKなら、最後にウインナーを入れて5分煮て完成。なぜウインナーなのか。もしここで豚肉や鶏肉、牛肉を入れると、このまま肉と野菜との水煮で終わることに不安を覚え、ついカレー粉や醤油を入れたくなってしまう。そのまま食べていても「やっぱりカレーにしたほうがよかったかな・・」といらぬ反省と邪念がつい沸き起こってしまう。しかしこれがウインナーならどうだろう。途端にカレー粉や醤油を入れる気がしなくなる。そのボリュームと存在感が「いや、この料理はこのまま水煮でいいんです」と語りかけてくるようで、作ってる方も「よし、オマエにまかせたぞ」と頼りにできる。だからポトフには、ウインナーだ。ウインナーでなければ、ダメなのだ。

ポトフはやはりごはんのおかずにはなりにくいので、鍋料理のようにポトフもまたそれ単体でいただく。塩・胡椒は鍋にふりかけてもいいのだけど、ワタシはあえて器に取り分けたヤツにパラパラと塩胡椒してそのままいただく。この方がしょっぱいトコロとそうでないトコロのバラツキが味の変化を呼んで楽しい。またおかずにはなれなくとも、マスタードや和からし、食べるラー油、柚子胡椒などを添えて食べると、酒によく合うつまみとして十分機能する。熱々のやつをふうふう言いながら食べる。作るのも簡単。材料費もしれている。寒い冬の夜にはうってつけの一品なのだ。残ったスープには、ごはんを入れて雑炊にしてもいい。けど、スープに塩胡椒してそのまま飲むと、野菜の甘味をダイレクトに味わうことができるのでオススメ。次の日の朝にあっためて飲むと、それだけで目も覚めるってもんだ。

若い頃にはわからなかったモノが、歳をとってはじめてわかる。年を重ねることも、そんなに悪くないんじゃない?
そんなことを考えつつ、独身男は今夜もひとり、ポトフを煮る。




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