ファミマガ・シンシア・野球拳! 『超実録裏話 ファミマガⅠ・Ⅱ』が面白い!

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1983年に発売され、大ブームどころかその後の世界を変えたといっても過言ではないファミコン。そんなファミコンブームに乗って、日本初のファミコン専門誌として1985年に徳間書店より創刊されたファミマガこと「ファミリーコンピュータMagazine」。当時ワタシもゲーム攻略記事や新作情報目当てに、町の本屋で目を血走らせながらファミマガを読んでたモンです。

そんなファミマガ発行当時の裏話や様々な騒動の真相を、当時ファミマガ編集長だった山本直人氏が語った本が、この『超実録裏話 ファミマガⅠ・Ⅱ』(徳間書店、各1200円)。これがまー、面白い。当時ファミマガ読者だった人にはたまらないハナシが目白押し!

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さてファミマガといえば、なんといっても一番有名なのが『水晶の龍』野球拳ウソ技事件

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ファミマガには毎号ゲ-ムの裏技が数十本掲載されていたんだけど、その中に1つだけウソの裏技、すなわち「ウソ技」が隠されていて、それを読者が当てるという企画があった。そのウソ技の中に『水晶の龍』というゲームのヒロイン:シンシアと野球拳ができるモードがあり、しかもジャンケンに勝つとシンシアが脱ぐ!というインパクト抜群なモノがあって、掲載されたCGの完成度の高さとエロさに当時の子供達は大興奮!しかし後日ウソ技であることが判明し、全国のゲームキッズを絶望の底に叩き落としたのだった。その衝撃はゲームキッズに深いトラウマを与え、おかげで今でもファミマガ=野球拳、水晶の龍=野球拳と言われるくらいの伝説のウソ技となったんである。

ワタシは当時まだエロに目覚めてなかったおかげでトラウマまではいかないものの、その野球拳の記事ははっきり覚えているくらいだから、いかに野球拳が衝撃だったか、そしていかにファミマガが当時の子供達に読まれていたかがよくわかる。そしてそんな伝説のウソ技について、本書『超実録裏話 ファミマガⅠ・Ⅱ』でももちろん大きく取り上げられている。

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有名なシンシアのCGが、ファミマガ編集部内で担当者が一晩かけて作り上げた労作であること、このウソ技のおかげで『水晶の龍』の在庫が無くなり売上が一気に伸びたこと、さらにゲーム本編の原画を担当したアニメーターの佐藤元氏も最初これがウソ技と知らずに何度も試し、メーカーに教えられてショックを受けたこと、しかも「佐藤氏もこのウソ技に関わったのではないか」と色んな人に言われ続けたとか(笑)。つくづく罪つくりなウソ技だったわけだけど、逆にいちゲーム雑誌の記事がここまで色んな場所に影響を与え、今でも語り継がれているトコロに、当時のファミコン周辺のほとばしる熱いパトスを感じずにはいられません。

他にもスーパーマリオの攻略本が120万部売れて徳間書店がボロ儲けしたハナシや、ファミ通など他のライバル誌とは実は仲がよかったこと、バンダイなどがよく販売していたキャラゲーは著作権の関係から紹介記事に対する制約が厳しかったこと、さらに当時の雑誌の作り方やウソ技のデータベースなどなど、豊富なカラー図版とともに語られる数々のエピソードは、当時のゲームキッズやファミマガ読者にはたまらないモノばかりで、1980年代のファミコン周辺の業界事情を知る上でも貴重な資料となってます。野球拳で泣いたヒトもそうでないヒトも、ファミコン好きはいちどは読んでおくべき一冊。オススメ。




※【FDS】 水晶の龍(ドラゴン) 最短クリア(ニコニコ動画)。
9:40あたりからのシンシアCGに対するコメントの数々から、当時の衝撃をお察しください(笑)






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