スマイレージ「ヤッタルチャン」と、じゃんけんぴょんの思い出

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その昔。大学の研究手伝いというバイトの募集があり、給金もなかなか良かったもんで、ついつい応募したのが運の尽き。初日からいきなり狭い研究室に6人すし詰め状態、1週間、家にも帰れず毎晩徹夜で訳のわからぬ装置のデータをとったり資料を作らされたり機械の組立を手伝ったりと、散々こきつかわれ、しかも連日の疲労で人間関係は否応なく悪化、まるで収容所のごとき地獄の日々だった。

しかしその収容所生活で一番キツかったのは他でもない、研究メンバーのリーダーである32歳童貞のオッサンがガチガチのハロオタで、特にモーニング娘。の辻・加護コンビが大のお気に入りだったらしく、狭い研究室の中でミニモニの「ミニモニじゃんけんぴょん!」を爆音&エンドレスでかけていたことだった。その1回聞いただけで一気に知能指数を吸い取られる曲が朝昼晩と延々流れ続け、極度の疲労と睡眠不足で、もはや夢か現実かの区別もつかなくなった4日目の深夜。

メンバーの中で一番温厚だったサブリーダーの人が突如、「うきょああああああああああーーーーーーーーーー!!!!!」と絶叫、ミニモニが流れていたCDプレーヤーを蹴り倒した後、3Fの窓から投げ捨てるという、まさかの事案が発生。ミニモニ地獄からようやく解放された部屋で、ただただどうしようもない沈黙の中、サブリーダーの荒い息遣いと、リーダーのむせび泣きだけが流れる、あの悪夢のような時間。その時以来、「じゃんけんぴょん」の曲が私の中でトラウマとなり、二度と聴くことはなかったのです。







・・・・・なんでこんな辛気臭いことを思いだしたかというと、たまたま聴いたスマイレージの新曲「ヤッタルチャン」に、一瞬あの「ミニモニじゃんけんぴょん」のバカテイストを感じたからであります。冒頭の大阪弁のセリフを聴いた途端に沸き起こる、猛烈な気恥かしさにグッと耐えて乗り越えると、そこから先はピョコピョコとしたEDM風サウンド、キャッチーなメロ、ほどよく熱い説教がブレンドされた、なんか、エエやん?元気、出るやん?と、ついついリピートしてしまう中毒性を持つ一曲。スマイレージにはあまり興味なかったけど、この路線は今のモーニング娘。にも℃-uteにも、他のどこのアイドルにも歌えない領域。いっそ、この路線をぜひスマイレージに突き進んで欲しい。若いグループの雰囲気にあってそうだし、ブレイクもありえるんじゃなかろーか、と最近注目してるわけです。



よし、オレもヤッタルチャン!と一念発起。この機会に、自分も己の過去とちゃんと向き合おう。てなわけで、あの研究室の一件以来、一度も聴かなかった「ミニモニじゃんけんぴょん」を10年ぶりに聴き直してみました。




・・・音楽の力とはまこと恐ろしいもので、曲を聴いたとたん、あの研究室の風景と匂いがまざまざと思い出され、「おいしい牛乳飲むのだぴょーん」のあたりで軽い吐き気を覚えました。てか、改めて見るとPVの出来も歌詞も本当にひどいなコレ(笑)。しかしこれが76万枚も売れたのだから、当時のハロプロ全盛期はまことにすさまじく、そして現在のミニモニのメンバーの境遇を見ると、歳月とは一体何だ、と色々思いを馳せてしまいますなあ。「ミニモニじゃんけんぴょん」と「ヤッタルチャン」を比べるのは、いくらなんでも失礼だったかしら。まあ作曲した人、一緒なんだけど。自分、まだまだデキナイチャンのようですね。ね。ねねね。




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