チャップリン、ダンス、『モダン・タイムス』!

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このところ戦前のモノクロ映画になぜかハマり、レンタルやネット等であれこれ鑑賞している。

「カリガリ博士」、「メトロポリス」、「戦艦ポチョムキン」、「意志の勝利」、「嘆きの天使」、「自転車泥棒」、「市民ケーン」・・・などなど、とりあえず有名な作品から片っ端に観て、どれも面白かったのだけど、中でも別格だったのはやはりチャップリンの作品だった。

ワタシがお気に入りなのは「モダン・タイムス(Modern Times)」で、他のチャップリン作品と比べてコメディ、アイロニー、ドラマの各要素のバランスが絶妙だと思う。歴史的名作だの現代文明の批判だの堅苦しい言葉は抜きにして、予備知識ゼロでもただ観るだけで、本当に心から大笑いできる。特に序盤の工場での自動給食機のエピソードは何度観ても爆笑!(下の動画の6分15秒から)







今の目から見るとギャグはベタなのに(というより後世のコメディアンがチャップリンを模倣してるんだが)、チャップリンにかかると動きそのものがすでに面白く、加えて作品全体のスピーディなテンポも相まって観る者を飽きさせない。まるで映画全体を通して、チャップリンの華麗なバレエダンスを見てるみたいだ。チャップリン本人の演技力(身体能力)の高さ、そして映像と音楽が完璧にシンクロしていること。つまりセリフの無いサイレント映画ゆえに、役者の動きと音楽でドラマを表現しなければならない制約から生まれた、ダンスのような楽しさと魅力がそこにはある。それゆえ1936年の作品なのに全然古臭さを感じないどころか、むしろ新鮮さすら感じてしまうのだ。かの手塚治虫が「マンガ家になるならチャップリンを観ろ!」といったのも深く頷けるよなあ・・・。

あまりに面白かったんで、「モダン・タイムス」のDVDを買おうかなとAMAZONを覗いてみたら、どれもけっこう値段が高くてイマイチ(他の戦前の作品なら1000円以下でDVDが買えるのに)。どうも本作の著作権が切れるのが2015年らしいので、来年まで待ってみるかな。「モダン・タイムス」以外のチャップリン作品も面白いので、早く誰もが大手を振って、ネットで自由に見れるようになったらいいですね。まあ、すでにニコニコ動画でたいていの作品は普通に見れるんだけど(いちおう小声)。





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